高校時代の記憶
今から約3年前、初めて受けたボディートークのセッション。その時のリンクの一つが【活発な記憶】のテクニックでした。
焦点が当たったその記憶とは・・・
場所はソルフェージュの小さなレッスン室。私ともう一人の友だちは、先生が弾くピアノのメロディーを五線譜ノートに書き取っている。難しいリズム、臨時記号だらけのメロディー。
私はピアノの音を聴きながら、必死に五線譜を埋めていく。
隣りに座った友だちも同じ作業をしているが、ふと視線を向けると彼女は何の苦もなく、先生のメロディーを楽譜にしていた。
よみがえった記憶はこれだけでしたが、レッスン室の空気感や家具の配置、少し薄暗い部屋の照明、そして「自分にはできない」と感じた一瞬の心の動き。
初めて受けたセッションの中で、それらが不思議なくらいリアルな感覚となってよみがえっていました。
【活発な記憶】はボディートークのテクニックの一つで、感情や思考のエネルギーを持ち続けている記憶にフォーカスします。
このテクニックにより、抱えていた感情や思考のエネルギーが解放され、記憶(経験)は人生の知恵や知識として活用できるようになります。もう持ち続ける必要のなくなった記憶については、記憶そのものを全て解放するという場合もあります。
さて、私の場合。この記憶にはどのような意味があったのでしょう。
実は、私はこの日を境にして、小学生の時から通っていたソルフェージュのレッスンに自らピリオドを打ちました。音楽を学び続けるかどうか進路に迷っていた時、答えを選択するきっかけとなる場面だったわけです。
レッスンをやめるという自分の選択は私の心を楽にさせましたが、一方では、何年もレッスンへ通わせてくれた両親やお世話になった先生には、申し訳ないという罪悪感を感じていたと思います。
このセッション後、普段は全く意識することなく何十年も心にしまってきた思いを解放し、人生を肯定する力がより強くなったような気がします。
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