互いの思い
全く想像もしていなかった
何らかの出来事が起き
ある日突然
大切な人と
コミュニケーションできなくなってしまったら・・・
クライアントさんにとって、大切な人は、実のお姉さんでした。
お互いに家庭を持ち、それぞれの幸せを築きながら、それでもいつも連絡を取り合っていた二人。
ところが、ある夏の日。
突然、大きな病がお姉さんを襲いました。
その日から約5年。
お姉さんとのコミュニケーションはできないままでしたが、クライアントさんは週に2〜3度病院へ通い、洗濯物の交換など身の回りのお世話をしながら、看護の日々を過ごしてきました。
そして
「あの日、姉に何が起きたのか」
「その時、姉は何を感じていたのか」
「姉が今も伝えたいと思っているはずのメッセージを聞きたい」
叶わぬ願いとして、クライアントさんはこれらの思いを持ち続けてきたのです。
ここまでのお話は、セッション前にどちらからともなく始まった、クライアントさんと私の会話の中で聞かせていただいたものです。
その日は、私たちの会話が一段落した後、クライアントさんへのセッションが始まりました。
ところが・・・
マインドスケープのとても納得できる流れの中で・・・
セッションは、クライアントさんではなく、全く予定をしていなかったお姉さんのセッションへと導かれていきました。
クライアントさん自身がすでに叶わぬ願いとして、ほぼあきらめていたお姉さんとのコミュニケーション。
実は同じように、お姉さんが心から願っていたのも、妹とのコミュニケーションでした。
くわしいセッション内容はここでは割愛いたしますが、クライアントさんは「セッションの中で、自分は確かに姉とコミュニケーションができた」と感じることができたようです。
たくさんの不自由の中で、なおも生き続けているお姉さんの思いと、姉への愛を変わらず持ち続けているクライアントさんの思い。
どのような状況にあっても、姉妹の間にあり続けてきた思いのエネルギーが、このタイミングで現実化したのかもしれません。
セッション終了後には、「今日のセッションのこと、ブログに書いてね!」と、笑顔でおっしゃっていたクライアントさん。その晴れ晴れとした表情が印象的でした。
また数日後には『今日姉の所にいきました。とても晴れやかで清々しさが感じられました』
とメールもいただきました。
〜私たちはつながっている〜
目には見えないけれど、それは真実なのだと改めて感じています。
『桜棲』
photo by Akiko Tsujino
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