ぽれぽれ号の旅

北海道滝川市から人生の新たな選択と可能性につながるボディートーク&アクセス・バーズを発信しています
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痛み
『私がボディートークを受けているのは
からだにある痛みを全て消し去ってしまいたいからではなく
いろいろな痛みを受け入れ、その痛みと向かい合い
痛みから何かを受けとりたいからだと思う。

命に関わるような痛みであれば別だけど
自分の中にあっても我慢できる程度の痛みなら
それを無くすことではなく
まず向かい合うことを大切にしたいと思う。

たぶん痛みは薬を飲めば消えるだろうけれど
消してしまうよりももっと自分のからだに向かい合って
ありのままの自分を知りたいと思う。

心にある痛みも同じで
その痛みに対して無いものとして蓋をしてしまうのではなく
その痛みと向かい合うことで自分を知ることができると思う。

私はそのためにボディートークを受けに来ているのかな。』


このクライアントさんが初めてセッションを受けに来られたのは
頭痛や足の甲の痛み、腰痛など、それらの痛みを改善したいというのが動機でした。
病院で処方された鎮痛薬などで対症療法をしていたものの、繰り返す痛みがかなり辛くなっていたようです。

初めてセッションを受けた時、修復が必要とされた項目は、ご本人にとっては意外なものが多かったようです。

何故ならその項目は、痛みの原因がそこにあるの?!というような、直接には痛みとは関連していないように思える内容だったからです。

例えば
◯自分の周りの環境・状況とリラックスして調和すること
◯変化することへの恐れの感情を手放していくこと
◯仕事上の不安の根本的な部分に向かい合うこと・・・。
など、どれも痛みのあるからだの部分へは直接アプローチしていませんでしたから。

そして先日、4回目のセッションが終了。
その際、クライアントさんが伝えてくださったのが冒頭にある言葉です。
対症療法を繰り返していた時とは、痛みについての受けとめ方が大きく変化したようです。
さらに、当初の悩みであったからだの痛みは、現在はほとんど無くなったということでした。


痛みでさえも、からだから私たちへのメッセージです。
痛みが示す「ほんとうの原因」に関わる修復がなされれば、その痛みは去っていきます。

ボディートーク療法は、実にシンプルに「ほんとうの原因」へアプローチすることが可能な療法です。
心やからだに何らかの不調を抱えている皆さんが、ボディートーク療法と出会い、改善へ向けての選択肢を広げていくことを願っています。

『コンセント』
 photo by Akiko Tsujino







| 2013.08.30 Friday (12:50) | ボディートーク | comments(0) | trackbacks(0) |
追悼
「くらもと〜」
「今朝の山見たか〜?」
「すんげーキレイだぜ〜!」
 
そんなタメグチと共に、彼は毎朝のように保健室に顔を見せていました。
それから二人並んで、二階の保健室の窓から外を見るのがお決まりのコース。
 
二人とも窓枠から少し身を乗り出し、視線は左方向へ。
その視線の遥か先には、暑寒の山並みが見えるのでした。
 
「うわ〜、ホントだ〜!今日は特にはっきり見えるね〜!」
「運転中には全然気がつかなかったよ〜。頂上に雪が降ったんだ!」
なんて、何でもない言葉を交わしながら一日がスタートするのです。

おかげで私は、四季折々の山並みの美しさと
どこまでも広がる青い空を
何度も何度も心に刻むことができました。


退職を決めていた私が、教員として最後に卒業生を見送ったその日。
帰り際、彼はいつもの朝と同じ笑顔で
保健室に立ち寄ってくれました。

手には、授業で製作した木のオルゴール。

「これやるよ。これ見るたびに俺のこと思い出せよ。」
そう言って、その作品を私に手渡したかと思うと
ありがとうのひと言すら伝える間も与えずに
彼はすぐに保健室から去って行きました。

彼が去った後、改めてオルゴールを見ると
そこには『バイバイ! by◯◯◯』
とメッセージが・・・!


その日から数ヶ月後。
突然の事故により、彼は帰らぬ人となりました。
 
暑寒の山を見るたび、
今はもう会うことのできない彼を思います。
 
同時に、遠くへ行ってしまったはずの
彼の変わらぬ愛をすぐそばに感じるのです。


あの日から1年が過ぎました。
今この時も、彼が安らかであることを祈ります。
感謝とともに。
『雨降る色』
 photo by Akiko Tsujino



| 2013.08.18 Sunday (23:00) | - | comments(0) | trackbacks(0) |
輝きの源
先日、参加した高校時代の同期会。

年月は
私たちの外見を
少しずつ変化させていました。
また、高校生の時には想像すらしていなかった人生を
それぞれが歩いていました。

けれど、とても不思議です。

卒業してから長い時間が経過し
容姿や過ごしている環境
背負っている責任が変化していても
一人ひとりから受けとる個性や特性は
変わらず今もここにあると感じました。

そして
変わらずに持ち続けている
それこそが
一人ひとりの輝きの源なのだと
改めて深く受け止めています。

飾ることなく
お互いの今を
ありのままに共有できた時間。
ありがとう。

次回は4年後。
「なんにも変わらずにいてくれてありがとう」
そんな言葉で再会できたら幸せです。



『時間軸パラドックス』
 photo by Akiko Tsujino







| 2013.08.13 Tuesday (22:10) | 徒然 | comments(0) | trackbacks(0) |
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