ぽれぽれ号の旅

北海道滝川市から人生の新たな選択と可能性につながるボディートーク&アクセス・バーズを発信しています
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2013年終わりに思うこと
4年前(2009年)の年末。

その年の11月、当時大学4年生だった長男が、小6の時に発病した『不明熱』を再発しました。

長男の場合の『不明熱』。
一度発熱が始まると、40度超えの熱がしばらくの期間繰り返されます。
小6の時には、その期間は約半年。
さまざまな検査もしましたが、これといった原因は見つからず、根本的な治療法や予防法もないため、繰り返している間は発熱が落ち着くのをただ待つことしかできません。

幸い高校入学以降は全く発熱がなくなり、親元を離れての大学生活も何事もなく終えようとしていた、その矢先に・・・。

もうすっかり治ったものと思っていた病気の再発。
あと少しで卒業、そして就職を目前にしたこの時期に!
親子ともども、受け入れがたいこの状況を受け入れるしかなく、さらに最優先すべきことははっきりしていました。
それは、とにかく元気になること。

けれど・・・
実際に何をすれば元気になれる?
卒業は?
就職は?
今度はいつ発熱するの?
次々浮かぶ問いかけに、残念ながら具体的な答えはありませんでした。

結局その年の年末は、先のことを考えてもしょうがないと開き直り、不安な気持ちにはひとまず蓋をして、根拠のない楽観的な気分で1年をしめくくったのでした。

* * * * * *

そして3年前(2010年)の年末。

いま振り返ってみると、その年は自分にとって転機の年だったのだと思います。

まず年明け早々にボディートークとの出会いがあり、気がつくと自分の生活はボディートーク三昧の毎日となっていました。

一番の変化は、練習セッションを受けてくださるたくさんの方々が、ほぼ毎日のように我が家を訪れてくださるようになったことでしょう。
毎日のようにお客様が訪れる生活・・・自分にそんな時間があるとは考えたことさえありませんでした。
ひと言でいうと、生活の激変です。
そして、その日々の中で新たな出会いと繋がりが生まれていきました。

また、ボディートークをより理解したくて資格試験にもチャレンジを始めました。

それらの全てが、今までに経験したことのない喜びと充実感にあふれ、時間はいくらでも湧いてくる感覚。

1年を終えようとした時、それまでは想像もしていなかった生活と自分の心のありようが、確かにここにあると感じていました。

* * * * * *

このように、わずかの間に私の生活と心には大きな変化が起きました。

さらにこの1年後(2011年)の年末には、長年勤めた養護教諭を退職すると決めたのですから、我ながらここ数年の変化には改めて驚かされます。

そして・・・現在も、変化は日々起きています。
さらにこの先も間違いなく、自分のまわりは変化し続けていくはず。

あと4日で2013年が終わり、2014年を迎えます。
2014年の終わりには、私はどのような変化の先に立っているのでしょう!

新たな1年も、変化の流れを信頼し歓迎しながら未知の自分に出会っていきたいと思います。

 遠くに見える暑寒の山々。




| 2013.12.28 Saturday (00:16) | 徒然 | comments(2) | trackbacks(0) |
夜明け前
今朝、ふと感じたこと。
その感覚は、ふと浮かんだものだったけれど
彼方からやってきた真実でした。

それは
「いま、自分がここに在ることそのものが意味深い」という感覚。
それが実感として、真実として、感じられたのです。

さらに同時に
お会いしたこともない
どなたかの深い悲しみが
伝わってきました。

* * * * * * * *

目の前で起きている状況が
辛くて 悲しくて 
自分が無力で 
生きている価値なんか無いように思えて
仕事も
大切な家族も
何もかも放り出したくなって
でも
そんなことを考えている自分が
心底情けなくて
一人きりになりたいけれど
それじゃすごく寂しくて
どうしていいのかわからなくて
朝が来るのが怖くて
自分がただ
周りに迷惑や心配をかけるだけの存在に思えて
誰かに手を差しのべてほしいけれど
いまの自分は
それすらも申し訳なくて
いつまでこんな心が続くのか
先が見えなくて
生きているのが怖いです

* * * * * * * *

「ああ、このように感じている方たちがたくさんいる!」

お会いしたこともない
その方たちに伝えたい。


あなたの心が発するエネルギーは
見えない波動となって
同じ時を生きている人々の心へ
届いています。

その心を受けとった人は
自分の心が動き出すのを感じます。

あなたの心が発するエネルギーは
時間や空間を超えて
私たちにたくさんの気づきをもたらしています。

ましてや
あなたがすでに出会っている方々
あなたのそばにいる方々は
今すでに、たくさんの気づきを受けとっています。
もう心は動いているのです。

あなたが自分のことを
無力な存在に感じているこの瞬間も

あなたがそこにいるだけで

私たちは
本当に大切なものを知るのです。

誰もが
「ここにいる」
ただそれだけで
もう十分なのです。

大丈夫です。
『樹』 photo by Akiko Tsujino



| 2013.12.12 Thursday (12:05) | - | comments(2) | trackbacks(0) |
新たな『物語』の予感(上級統合セミナー)
ボディートークと出会ってから、かれこれ4年になりました。
この4年の間に、私はそれまでの仕事(俗にいう保健室のおばさん)を退職し、今はボディートークと共に毎日を過ごしています。

当時、仕事をやめるというアイデアがどこからやって来たのか、今となってはかなり曖昧ですが、「ただ流れに乗っていたら、こうなっていた」・・・そんな感覚でしょうか。

これは、自分に関わるささやかなエピソードの1つです。
ささやかではありますが、私の人生(そんな大それたものではありませんが)は流れに乗ったことにより、全く想像もしていなかった方向へと展開してきました。


私たちが日々経験する無数の小さなできごとを『物語』とするなら、1つの物語は次へとつながり、重なり、より大きな物語を構成していくと考えることができます。
また、物語はさまざまな体験を提供してくれ、私たちはその体験を通して気づきや学びを知ることもできます。

こうして徐々に自分の視野を広げながら、「私」の大きな物語が形作られていきます。

興味深いのは、「私」の物語が人の数だけあり、誰もが例外なく「私=自分」が主人公の物語を生きていることです。
そして、一人ひとりが主人公である無数の物語は、互いにつながり合い影響し合いながら、さらに大きな物語へと続いていきます。

そんな風に思いを巡らしていくと、私たちが生きていることの意味が少しだけわかるような気がしました。


実はボディートークがしているのは、主人公そのものであるクライアントさんの『からだが語る物語』に耳を傾けることなのです。

澄んだ五感とハートで聴かせていただく物語は、一人ひとり全て異なるストーリー。
エピソードには、喜びも悲しみも、苦悩も・・・あらゆる体験(テーマ)が描かれています。

私たちはセッションを通して、クライアントさんご自身が物語のテーマを深く理解し、気づきや学びとして受けとめていくプロセスをただ見守り、必要なサポートをほんの少しさせていただくだけなのです。


今回、上級統合セミナーを受講したことにより、ボディートークが何をする療法なのかについて、さらに理解を深めることができました。

またこの先は、ますます自分とボディートークの向かい合い方も変化していくと感じられ、これからの展開が楽しみになっています。

先のことは想像もつきませんが、私自身も泣いたり笑ったりしながら自分の物語を丁寧に読み続けようと思います。



セミナー最終日、会場に入る前に見た空。
物語のはじまり。



| 2013.12.04 Wednesday (12:15) | ボディートーク | comments(0) | trackbacks(0) |
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