私は養護教諭でしたから、全校の子どもたちに広く関わる立場でした。
できることなら、どの子にも平等に関わっていきたいと思っていました。
けれど実際には、関わりには差が生まれて来ます。
毎日保健室に顔を見せる子もいれば
具合いが悪くても保健室には来ない子もいます。
子ども側の必要度によって、どうしても関わりの密度に濃淡が生まれてくるのです。
Aさんにも、Bくんにも、Cちゃんにも平等に関わるには?
その答えの一つが、一人一人の名前を呼ぶ時に平等に敬称をつけることでした。
それなら全員の子どもに平等に接することができるからです。
逆に全員をニックネームや呼び捨てで呼ぶというのもあると思います。
授業と休み時間でメリハリを付けている教員もいます。
子どもをどのように呼ぶのかを通して、子どもたちへメッセージを伝えることになるわけです。
私の選択は、名前を呼ぶ時は全員敬称をつける、でした。
子どもたちにとっては少しよそよそしさや距離感もあったかもしれませんが、私なりの平等の表し方でした。
その一方で、保健室の一対一の場面では平等ではいませんでした。
何故なら子どものニーズが、一人一人みな違っていたからです。
例えば
時には温めた牛乳を飲ませたり、ゆっくりベッドで休ませたり、話を聴くことが必要な場合があります。
その時はそうするのです。
このようなバランスの中で過ごしていました。
現在は、訪れて下さるお客様は常に一対一で関わらせて頂いています。
立場を考えて、平等を意識する必要もありません。
いつでも一人一人のニーズに応えて、オリジナルに関わる事ができます。
この関わり方を求めていたのかもしれません。
今、大きな枠組みから離れ、自由になっていると感じます。
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